多くの人が幼児期から親しんでいる「塗り絵」
過去においてはもっぱら子供の遊びでしたが、現在では大人が楽しむ大人のための塗り絵もすっかり定番となりました。
最近ではコロリアージュ(フランス語で「塗り絵」)とも呼ばれたりしていますね。
大人向け塗り絵の本も数多く出版されています。
何故これほどまでに大人の塗り絵人気が高まってきたのか?
それは塗り絵が私たちの脳や心に良い影響を与えることが分かってきたからだと思います。
今回はそんな塗り絵の良いところをまとめてみました。
大人の塗り絵未経験という方も知れば始めてみたくなるようなうれしい効果がありますよ
脳全体を活性化するので認知症対策やリハビリに効果的
塗り絵をすると脳の色々な機能を使うので脳全体が活性化します。
主に使われる脳の各機能を簡単にご紹介します。
手指を動かすことで脳が活性化
塗り絵をするときは線からはみ出さないように、色鉛筆を細かく制御する動きをしますね。
この細かい手指の動きで脳の「前頭葉」が刺激され、血流が増大し活性化されます。
前頭葉は人の性格に深く関わっており、日常生活を営む上で大切な働きをしている部分です。
前頭葉は考える・感情をコントロールする・やる気を出す・コミュニケーションするなど、人間の心の機能の多くを受け持っている部分です。
絵柄の全体像を把握することで脳を活性化
塗り絵をするときは線画を見て形を認識します。また、使う色についても何色なのか判別します。
このように目で見た物を認識する働きをしているのが「後頭葉」です。
後頭葉は目で見た情報を受け取る働きをしています。
色を選ぶことで脳が活性化
塗り絵で何色で塗るか考えるとき、私たちは過去の記憶や知識から「ふさわしい色」をたどって判断しています。このとき使うのが「側頭葉」です。
側頭葉は記憶や聴覚、嗅覚の認識を受け持っている部分です。塗り絵では主に色や形の記憶を呼び出すときに活性化します。
全体的なプランを考えることで脳を活性化
塗り絵をするときはどこから塗り始めるか、どんなふうに仕上げるか全体の作業プランを考えます。
このとき「前頭連合野」が活性化します。
前頭連合野は情報を受け取り、それらを元に計画を立て判断を行う部分です。
脳をまんべんなく使うことができること、これがリハビリや認知症の予防に塗り絵が良いと言われる理由です。
まるで瞑想!呼吸を整えリラックス
塗り絵には高いリラックス効果が期待できます。
- step1塗り絵に集中し没頭することで自然と呼吸が整う
- step2呼吸が整うと全身の血流が増大し自律神経も整いやすくなる
- step3自律神経が整うと心身が休まり、心が落ち着いてリラックスできる
また、黙々と取り組むことでマインドフルネス瞑想に近い状態になり、不安が和らぎストレスが軽減されます。
他の事を気にせず作業に没頭する時間は心を癒してくれます
手軽に取り組める
塗り絵は色鉛筆と線画さえあれば簡単に始められます。
線画は本屋さんで買ってもいいし、インターネットで印刷できるものを見つけてもOK。
テーブルや手が汚れることもないし、準備も片付けも簡単。
何より色を塗るだけで作品として仕上げることが出来ます。
こういった手軽なところも塗り絵の良いところですね。
当サイトでも無料で印刷して使える塗り絵がダウンロードできます。
よろしければご活用ください。
まとめ
今回の記事では塗り絵の良いところをお伝えしてきましたが、いかがだったでしょうか。
ポイントをざっくりまとめてみます。
脳をフル活用して活性化し、自律神経も整えることができる塗り絵。
未経験の方はぜひ一度挑戦されてみてはいかがでしょうか。
ぬり絵プリントのダウンロード
当サイトの塗り絵プリントは下記のリンク先で配布しています。
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